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リーデル社主催のシャンパーニュセミナーに参加してきました。
1756年オーストリアで創業し、ブドウの品種に合わせたワイングラスを世に送り出したワイングラスの老舗です。
場所は東京・青山の本店。毎週土曜日16時から開催しています。
セミナーのテーマはグラスによって味の違いを感じるというもの。
「良いワインは良いグラスで飲むべき」を再確認したセミナーでした。
リーデルではグラスにブドウ品種の名前が付けられているのが特徴。
目の前に4種類のグラスが用意されました。
左から 1)オークド・シャルドネ
2)ロゼ・シャンパーニュ / ピノ・ノワール
3) シャンパーニュ・ワイングラス
4)シャンパーニュ・フルートグラス
グラスの違い
グラスの違いをより感じるために、始めにプラスチックのカップでピノ・ノワールを頂きました。バーベキューやピクニックではいつもプラカップで美味しく頂いていました…
しかし、次に1番(写真:一番左)のグラスで飲んだ時にはまるで別物!
香りと味わいが全くと言っていいほど違うのです。
1番はオークドと名がついているので、オーク樽で熟成したシャルドネ用。
オーストラリアやカリフォルニアなどニューワールドで造られたフルボディタイプに合うグラスです。オーク特有のヴァニラやクローヴのアロマをしっかり感じられるようにグラス本体はふっくら、上部は狭まっています。
2番(写真:左から2番目)と3番(写真:右から2番目)でピノ・ノワールを飲むと、2番はピノ・ノワール独特のチャーミングなベリーの香りがしっかりしますが、3番だと香りが逃げてしまうというか、ぼやけるというか…。
ピノ・ノワールは2番が正解なんですね。ベリーやチェリーの新鮮な果実のアロマがピノ・ノワールの特徴なので、グラスの中でふんわりと感じられる2番のグラスがピッタリ!
シャンパーニュ用グラス
続いてシャンパーニュ。
4番のフルートグラス(写真:一番右)で飲むものだと思っていました。確かに乾杯の時など最初の一杯はフルートグラスで正解なのです。弾ける泡がダイレクトに喉に伝わり、シャキッとします。
そして「天使の歌声」(→ブライダルMCの仕事で何度も使ったコメント)とも言われるきめ細かな泡が立ち上る様子を見るには最適。
ですが、3番で飲むと、グラス内部の体積が広い分、香りがしっかり残り、泡もマイルドになって食事に合わせやすいのです。さらに同じシャンパーニュでもロゼを、2番と3番で飲み比べると…
2番の方が、ベリーの香りと甘みがよりわかる!
その秘密はお口に流れ込む違いでした。甘みを感じるのは舌先、酸味を感じるのは舌の両側。舌に当たるほんのちょっとした違いで甘みと酸味のバランスを絶妙に感じ取ることが出来るのですね。これは発見でした!
さらに先生「シャンパーニュは必ずしもキンキンに冷やして飲むものではないんです」とのこと。
確かにイベント等における1杯目の乾杯では、今までのセオリー通り「フルートグラス」+「キンキンに冷やす」ので良いのですが、2杯目以降の食事と合わせる場合、特にお寿司など和食では「広めのグラス」+「程よく冷えた」ものがピッタリでした。
ブドウのすっきりとした酸味がキンキンに冷えていると際立ってしまって、お料理の味を邪魔してしまうからのようです。
セミナーのコース内容
青山本店では2019年5月の時点で、4つのコースが開催されていました。
いずれも60分(日本酒のみ50分)でグラスのお土産付きです。
グラスの洗い方など、ちょっとしたアドバイスも頂けて、美味しくてためになるセミナーでした。
*ベーシックコース
ワインは赤2種類、白2種類
グラスはカベルネ・ソーヴィニョン、ピノ・ノワール、リースニング / ジンファンデル、オークド・シャルドネ
*シャンパーニュコース
5400円〜(グラス1個お持ち帰り)
ワインはピノ・ノワール、シャンパーニュ・ブラン、ロゼ・シャンパーニュの3種類
グラスはオークド・シャルドネ、ロゼ・シャンパーニュ、シャンパーニュ・ワイングラス、シャンパーニュ・フルートグラス
*クラフトビールコース
3種類のビール
インディア・ペール・エール、スタウト、アメリカン・ウィート・ビール
*日本酒コース
エクストリーム純米、ヴィノム大吟醸