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VIN / WINE

フランスの世界ワインコンクール「フェミナリーズ2023」に審査員として参加/ 現地レポート

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ワイン愛好家なら一度は訪れてみたいフランス・ブルゴーニュ地方。
ピノ・ノワールの一大産地で、ロマネ=コンティなど数々の超有名ドメーヌがあります。
秋の収穫時には黄金色に輝くブドウ畑の風景が世界遺産にも登録されました。

ブルゴーニュ地方のブドウ栽培地域クリマ/黄金の丘から生まれる奇跡

コート=ドール(黄金の丘)の中間に位置する街ボーヌで、2023年4月に開催された世界ワインコンクール「第17回フェミナリーズ」に審査員として初めて参加しましたので、その様子をレポートします。

フェミナリーズコンクールとは

Féminalise(フェミナリーズ)とはフランスで開催される世界ワインコンクールで、審査員は全員女性です。
ソムリエール、醸造家、シェフ、ジャーナリストと職業は様々、国籍もフランスや日本など様々ですが、共通点はワインの資格を持ったプロフェッショナルということ。

コンクールの設立者は専門家のための競技会など35年以上の実績があるディディエ・マルタン氏。
会場でご挨拶させて頂きましたが、とても優しいムッシューでした。

なぜ女性の審査員によるコンクールなのか?ということについて、マルタン氏は公式HPの中で「女性はワインの世界で重要なポジションを占めている。
ワイン消費の主要国であるフランスやドイツ、アメリカでは女性の70%以上が自宅用にワインを購入しているから」と語っています。

ワインビジネスの観点から女性消費者の存在はとても大きいということですね。

2023年はボーヌで開催

17回目の開催となった2023年大会は4月3日と4日の2日間、実施されました。
ボーヌにある国際会議場パレ・ド・コングレが会場です。

審査員として参加するため、フランスに5年ぶりに行ってきました!
仕事の関係で最終日のみ、1日だけの参加でしたが「国際ワインアナウンサー」として貴重な体験をすることが出来ました。

現地レポートはYouTube動画でもご覧頂けます。

2023年大会には350名の審査員が参加し、世界中から3812アイテムが出品されました。
出品国はベルギー、クロアチア、フランス、ギリシャ、ハンガリー、イタリア、日本などです。

ジャンルは
・ワイン(赤、ロゼ、白、スパークリング)
・リキュールワイン
・リキュール
・フルーツクリーム
・日本酒
・スピリッツ です。

スケジュール

コンクール当日は朝10時から受付開始。
会場のパレ・ド・コングレはSNCFボーヌ駅から徒歩15分ほど。
羽田空港でモバイルWi-Fiを借りて行ったので、グーグルマップが大活躍。

ホテルは駅と旧市街の城壁の間だったので、そこからのんびり歩いても20分くらいでした。
タクシーだと駅から約10分の距離です。

ボーヌは私の大好きな「ヨーロッパの田舎」の雰囲気がある可愛らしい街で、観光名所は徒歩圏内にあります。

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受付で名前を告げ、1週間前に送られてきたQRコード付きの招待状メールを提示します。
名前入りのネームカードをもらい、期待とワクワク感で胸がいっぱい。

コロナでずっと我慢していたフランス、エントリーしてから審査員として参加が認められるまでドキドキしながら待っていた数ヶ月間。
ロビーに入ると実感がじわじわ湧いてきました。

まずはロビーでのブレック・ファーストサービス。
ショコラ・ショー(ホットココア)とクロワッサンにパン・オ・ショコラを頂きながら待ちます。

2日目ということもあり、まだ人は少なく、一番乗りだったみたい…。
同じく1人でいらしていた日本人の方を見かけたのでお声がけをし、一緒に待っていました。

審査内容

時間になり、ネームカードに割り当てられたブドウ品種の名がついた教室にそれぞれ入ってテイスティングの準備をします。
私はViognier(ヴィオニエ)、アロマティックな白ブドウです。

午前と午後合わせて約50種類、どのワインを審査するのかは事前にわかりません。
教室に入って初めて机上にある資料を見て判明します。
ヴィオニエの教室の座席は縦に3列でしたが、列ごとにそれぞれ異なるアイテムでした。

私の担当は…なんと、日本酒、焼酎、ウイスキー、スピリッツ!!!
はるばるフランスのブルゴーニュに来て、日本酒や焼酎の文字を目にするとは感慨深いものがありました。

資料には日本酒の産地名である北海道や広島、純米酒や大吟醸、アルコール度数といった情報が記載されていました。

審査項目は
・色調の強度や清澄度といった外観
・香りの強度
・口に含んだ第一印象
・酸味や甘味の度合い
・味と香りのバランス
・味の余韻
・品質
・ボディ
などのポイントをチェックし、コメント記載の上、合計20点満点で評価されます。

手元のタブレットに打ち込む形式で言語は英語とフランス語のみなので、私はフランス語を選択しました。

例えば、Finale(味の余韻)は【Courte 短い- Moyenne 中程度- Longue 長い】から一つ選びます。
誰とも会話することなく、自分のペースで、1つ1つの項目を確認しながら味わいます。

目の前のグラスとしっかり向き合い、真剣にテイスティングしていくと、あっという間にランチタイムです。

ランチブッフェで交流

とっても楽しみにしていたブルゴーニュブッフェ。
市内にあるレストランのシェフたちがケータリングをしてくれました。

前菜、メイン、チーズ、デザートと好きなものを好きなだけサービス。
メインはサーモンのオマール海老ソースがけ、仔牛のクリーム煮にリゾットを添えて。
チーズはさすが種類が豊富で、エポワスやコンテなどが用意され、もちろん少しずつ味見しました。

日本人は私を含めて6人。同じテーブルで色々と情報交換させて頂きました。
ほとんどが日本からの参加で、ワインショップ勤務、ツアーコンダクター、化粧品会社勤務など職業は様々ですが、共通してソムリエやWSETの資格を持っている方たちです。

午前中のテイスティングについての話で盛り上がり、お隣の方はシャンパーニュとカベルネ・ソーヴィニョンだったそうです。
フランス在住の方からは「日本酒希望だったから羨ましい」と言われました。

ホワイトチョコレートのクリームやピスタチオのパリブレストなど数種類のデザートまでしっかり食べて、午後のテイスティングに取り掛かります。

ウイスキー講座

午後4時過ぎにテイスティングが終わると、希望者は先着順ですがアトリエ(ワークショップ)に参加できます。

2日目のテーマは「ウイスキー」。
スライドを使ってアロマの解説が中心でした。

workshop

アロマボトルの実践もあり、ちょうどウイスキーをテイスティングし終えたばかりだったので大変勉強になりました。

午後はアルコール度数47のウイスキーを立て続けにテイスティングというかなりヘビーな状態でしたが、一度に数種類のスピリッツを飲む機会は少ないです。比較すると、色の違いや香りといったそれぞれの個性が際立っているのがわかりました。

初めてのフェミナリーズ参加は、とても充実した楽しい1日でした。
国際コンクールの審査員を務めたことは確実にキャリアアップに繋がりますし、何よりコロナでずっと断念していたフランスに来られたことがとっても嬉しかったです。

日本での表彰式・試飲会

先日、フェミナリーズ・ジャポンのHPで受賞作品が発表されました。
2023年大会は日本ワイン29、日本リキュール18、日本酒54、日本産蒸留酒12の計112銘柄が受賞しました。
表彰式・試飲会の様子は、こちらのリポートをご覧下さい。動画も公開されています。

受賞されたみなさま、本当におめでとうございます!
特にリキュール、日本酒、蒸留酒は私もテイスティグ審査させて頂いたので、まるで自分のことのように嬉しく思いました。

最後に、フェミナリーズ2023年大会の各部門で最高得点を獲得したアイテムをご紹介します。
海外での日本酒や日本ワインの人気は高まる一方で、各国のバイヤーから熱い視線が注がれています。

●日本ワイン
フジクレールワイナリー株式会社 フジクレール マスカットベーリーA隼山2020

●日本酒
株式会社南部美人 南部美人 純米大吟醸 山田錦 心白

南部美人 純米大吟醸 心白 山田錦 720ml

●日本リキュール
やちや酒造株式会社 加賀鶴 加賀紅茶のお酒

●日本産蒸留酒
株式会社MCG 欅

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