ブドウ畑
FRANCE

シャンパーニュの丘陵群/煌く星屑と天使の歌声

07/05/2020

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2015年にシャンパーニュの丘陵群、家屋群、そして地下貯蔵庫群が、新しくフランスの世界遺産に加わりました。
グラスからエレガントに立ち昇る泡は、煌く星屑とも天使の歌声とも言われています。

シャンパーニュ地方への玄関口はTGVのREIMS(ランス)駅。
SNCFのweb予約では、ブルターニュ地方のRENNES(レンヌ)とお間違えの無いように。レンヌはパリからサン=マロやモン・サン・ミッシェルに行く時に経由します。

パイパー・エイドシック

まず向かったのは、パイパー・エイドシック。駅から歩いて行くことが出来ます。カンヌ国際映画祭の公式シャンパーニュとして有名ですね。

1785年創業時の「王妃にふさわしいものを」という目標どおり、後にマリー・アントワネットに献上したそうです。 その後、ハプスブルグ家から中国の皇帝まで14の王室と宮廷に「王室御用達」の名誉を与えられるまでになりました。

ほとんどのメゾンは見学の際に予約が必要なのですが、ここだけはフリー入場(2007年当時)。午後からは団体客が多いそうなので、朝イチに行くことをおススメします。

パイパーエイドシック

入場料は3タイプに分かれています。
1.入場だけのもの
2.試飲1種類付
3.試飲3種類付

私はもちろん3種類を選択!
Brut,Rose sauvage,divinを頂きました。2007年当時で15ユーロ。

こちらの特徴は歩いて見学するのではなく、ゴーカートのような乗り物でカーヴを巡ります。

まるでテーマパークのようで、日本語で説明が流れる音声テープもあります(不思議なアクセント・イントネーションですが)。
内部はとても寒いので、真夏でもカーディガンなどはおりものがあると良いです。

シャンパーニュの製造を見ていくと、徹底された温度管理、そして厳格に定められた作業工程。

本当にたくさんの人手と時間をかけて1本のシャンパーニュが造られていることがわかり、高価な値がつくのも納得。
一口ずつ、大切に味わっていきたいと思いました。

見学の後はお楽しみのdégustation(試飲)。
赤を基調としたサロンが贅沢な空間で、本当に素敵。途中からは一人で独占状態でした!

シャンパングラスとともにA4サイズのペーパーが配られ、 味わいコメントが書けるようになっていました。
さらにそれぞれ、見た目(色)、香り、どんなシチュエーションで楽しむのか…など説明文も。気に入ったものはその場で購入できます。

Piper Heidsieck(パイパー・エイドシック)
開館:9h30-11h45,14h00-17h00

シャンパーニュメゾン

ランス駅から徒歩圏内にはLanson(ランソン),G・H・Mumm(マム),Veuve Clicquot(ヴーヴ・クリコ)などがあります。

ランチの後、次のメゾンへ向かいました。実はこの時、けっこうフラフラ。
お酒に強くないのに朝からシャンパーニュ3杯ですからね…

シャンパーニュ地方ではワイナリーのことをmaison(メゾン)と呼びます。
家という意味が示すようにシャンパーニュはブランド力がとても大事。
それぞれの家名を守るように伝統的な瓶内二次発酵で造られます。

「シャンパーニュ 」と呼べるのはこの地方で造られたものだけ。
同じ製法で造られたものにスペインの「カヴァ」があります。

ポメリー

2軒目、1836年設立のPommery(ポメリー)に着きました。ランス駅から徒歩10分ほどです。
亡くなった夫の後を継ぎ、シャンパーニュ最大の醸造元へと成長させたマダム・ポメリー。

マダムの最大の功績は、何と言ってもBrut(辛口)を誕生させたことでしょう。
それまでのシャンパーニュは甘口でアルコール度数が高めでしたが、マダムによってすっきりとした味わいのアペリティフにふさわしいシャンパーニュが登場しました。

さあ、見学!と思いきや…なんとこの日は関係者のみのパーティーが開かれ、一般の見学はお休みでした。残念。
ま、トラブルはトラベルなので仕方ありません。でもお土産にBrutを購入できたので満足。

スパークリングとの違い

シャンパーニュとスパークリングの大きな違い。それはシャンパーニュ地方で造られたもののみ”シャンパーニュ”と名乗ることができること。
使用できるぶどうもシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの3種のみと決まっています。

白ブドウのみで造られたものはブラン・ド・ブラン。blancは白という意味です。

造り方も瓶内で二次発酵を行う「トラディショナル方式」に限ります。

同じ製法で他の地域で造られたものはクレマン・ド・〇〇と呼ばれます。
例えばボルドー地方で造られるとクレマン・ド・ボルドーというように。
低価格の大量生産用にあとから炭酸ガスを入れたものもあります。

チーズ

白カビタイプのシャウルス

その歴史は古く14世紀から作られています。外はうっすらとした羽毛のような白カビに覆われ、中身は濃厚なバターのよう。1970年AOC、そして1996年にAOP認定されました。

大きさは250gと450gの2種類で、2から4リットルの牛乳を使うそうです。
脂肪分60%以上のダブルクリーム、70%以上のトリプルクリームはねっとりとしたコクのあるチーズ、主役級の美味しさです。

きょうのマリアージュ

テタンジェ ノクターン シャンパーニュ(セック) 2001年+シャウルス

これは王道!私が一番大好きな組み合わせです。

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