シャンパーニュティー
VIN / WINE

シャンパーニュの選び方/年末年始にオススメは、この1本!

27/12/2020

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年末年始くらいは、華やいだ気分になりたい。自分にご褒美をあげたい。
こういう時期だからこそ、「お家でシャンパーニュ」してみませんか?

シャンパーニュの基礎

シャンパーニュとスパークリングの違いは「発泡性ワイン」の記事に書いた通り、フランスのシャンパーニュ地方で作られたものだけがシャンパーニュを名乗ることができます。

そして伝統的な製法による瓶内二次発酵を経て、ノン・ヴィンテージは最低15ヶ月間、ヴィンテージでは最低36ヶ月間の熟成期間が必要です。

ブドウの品種と気候

パリから高速鉄道TGVで45分、シャンパーニュ地方ランス、エペルネ、セザンヌ周辺に主な栽培地が集中しています。
冷涼な大陸性気候で、冬の凍結や春の遅霜のリスクがありますが、気温が低いためにブドウのアロマや酸がしっかり保たれ、長期熟成に適しています。

44村がpremier cru、17村がgrand cruに格付けされています。
使用されるブドウ品種は主に3種類、栽培されているのは大きく5つの地区です。
土壌はチョーク(白亜質)やキンメリジャン(石灰質)で、すっきりとしたミネラルが感じられます。

1)Montagne de Reims(モンターニュ・ドゥ・ランス)ピノ・ノワール
2)Vallée de la Marne(ヴァレ・ドゥ・ラ・マルヌ)ピノ・ムニエ
3)Côte des Blancs(コート・デ・ブラン)シャルドネ
4)Côte de Sézanne(コート・ドゥ・セザンヌ)シャルドネ
5)Côte des Bar(コート・デ・バール)ピノ・ノワール

全体的な割合は黒ブドウのピノ・ノワールが38%、黒ブドウのピノ・ムニエが34%、白ブドウのシャルドネが28%です。
各村のすべての耕作地でシャンパーニュ用のブドウ栽培を認められているわけではありません。

スタイル

1)Non-vintage ノン・ヴィンテージ
複数の収穫年のブドウから造られる。最低15ヶ月間熟成。

2)Vintage ヴィンテージ
単一年に収穫したブドウから造られる。最低36ヶ月間熟成。

シャンパーニュ地方のワインチャートによると、20点満点中、19点が1996年、18点が2012年、17点が2015年と2018年。
それ以外は13点や15点なので、シャンパーニュの当たり年は「1996年」ということになりますね。

ブドウの出来や収穫量は天候に左右されやすいため、ヴィンテージは大変貴重で本数も少ないです。
シャンパーニュメゾン=ブランド力なので、メゾンの質を落とさないためにもブレンドが重要になってきます。

3)Rosé ロゼ
EUの法律ではシャンパーニュだけが赤ワインと白ワインのブレンドを認められています。あるいはmaceration(マセラシオン)=果皮浸漬によってピンク色を抽出したり、liqueur d’expédition(リクール・デクスペディション)=糖とワインの化合物で調節したりします。

4)Blanc de blancs  ブラン・ド・ブラン
Blancは白という意味で、白ブドウのシャルドネ主体で造られたもの。
リッチでパワフルなミネラルが感じられ、すっきりとした味わいです。

5)Blanc de Noirs ブラン・ド・ノワール
Noirは黒という意味で、黒ブドウのピノ・ノワールとピノ・ムニエ主体で造られたもの。
ブランと比べ、よりタンニンが強く、果実のアロマもあり、フルーティーさが際立ちます。

それぞれのブドウが持つ役割は
◆シャルドネ→高い酸味、花や柑橘類の風味をもたらす
◆ピノ・ノワール→骨格を表し、しっかりしたボディを造る
         ベリーやチェリーなど赤系果実の風味をもたらす
◆ピノ・ムニエ→萌芽が遅いため、霜害を防げる
        フレッシュな果実味を与える

ぞれぞれのcépage(セパージュ)=ブドウの割合によって、同じシャンパーニュといっても風味が違ってきます。

残留糖分

製造過程の終盤で、瓶内に溜まった澱(酵母の死骸)を取り除きます。
ここで重要な役割を果たすのが liqueur d’expédition(リクール・デクスペディション)です。

糖とワインの化合物のことで、澱抜きをして目減りした分の補充と最終的にワインの甘味を決定づけます。
dosage(ドザージュ)とも呼ばれています。

残留糖分を示すEUのラベル表示は以下の通り。
数字が高いほどより甘味が感じられます。

・Brut Nature/Zero Dosage    0-3g/L
・Brut   0-12g/L
・Demi-sec    32-50g/L

購入時のポイント

シャンパーニュを購入する際は、ラベルに注目してみましょう。
下の写真をご覧下さい。

ローランペリエ
クレマンダルザス

左:ローランペリエのシャンパーニュ   
右:アルザス地方のクレマンダルザス(スパークリング)

ポイント
1)左にはchampagne表記がある。これがあると正真正銘のシャンパーニュ。
2)どちらも下部にBrutとあるので、辛口。
3)どちらも同じ伝統的製法で瓶内二次発酵を経ていることがわかるchampagneとcrémantクレマンの表記がある。

クレマンはシャンパーニュではないけれど、中身はほぼ同じと言って良く、スパークリングでも高級の部類に入ります。お得なシャンパーニュという感じでしょうか。
スペインのカヴァも同じ製法で造られています。

年末年始のおススメ、世界遺産のテタンジェ

老舗メゾン「taittinger」テタンジェのノクターン スリーヴァー。

地下カーヴは4世紀ごろサン・ニケーズ修道院の礼拝堂として使われた場所で世界遺産に指定されています。
また、テタンジェのシャンパーニュは2014年から6年連続、ノーベル平和賞の晩餐会でも提供されました。

キラキラ輝くボトルデザイン、夜のセレナーデの名に相応しく華やかな味わい。
公式HPによると、セパージュはシャルドネ40%、ピノ・ノワール/ムニエ60%で、澱引きの前に5年間カーヴで熟成。

ドザージュは17.5g/Lなのでやや辛口、一般的なシャンパーニュより甘さとコクがありながらもフルーティー。
白い花と黄桃やドライアプリコットの風味がさらに気分をワクワクさせてくれます。
口に含んだ途端、「あ、これは大好き♪」と感じた一本です。

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