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FWS体験記2/準備編〜試験前日まで

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フランスワイン専門の国際資格French Wine Scholar試験を受けました。
日本ではリアル授業&試験を受けることができないため、オンラインでの受験です。

まずは、FWSのHPからコースを申し込みます。
開催日程が決まっているコースと好きな時に始められる個人コースの2種類。
個人コースでは「申し込み登録をしてから1年以内に試験を受けること」という決まりがあります。
ネットで申し込みしてから8日程度でワシントンDCの本部からテキストが送られてきて、HPのマイアカウントにアクセスし、オンライン学習に入ります。

詳しくはFWS過去記事をご参照下さい。

オンライン試験準備

大事なことなので、何度も書きますが、試験を受けるのは登録から1年以内です。

まだ勉強に時間が欲しいという方は延長も可能ですが、追加料金がかかります。
HP上のマイアカウントには「締切期限まで、あと○日」と表示されるのでうっかり忘れてしまうということはないのですが、「一年あるから、まだいっか」と思っているうちに、「あれ?もう期限間近?」とならないようにしましょうね。
私は1ヶ月前になって慌てて試験準備に取り掛かりました…

テキストが届いてから時々開いていたのですが、最初の失敗が「WSETのようにテキストをしっかり読み込もう!」としたこと。
もちろん大切なことではあるのですが、274ページもあるので、数ページ開いたところで挫折。

効率良い勉強方法

まずは、充実したオンライン資料を活用することです。
テキストを読み込むよりも先に、動画学習から始めることをお勧めします。

1)動画学習

北はアルザス地方から南はコルシカ島までフランス国内のワイン生産地について動画で学習することができます。
写真が多く、カラフルで、とてもよくまとまっています。歴史、気候、地形、ブドウの種類、ワインの醸造方法などカテゴリー別に分かれています。

2)各章の練習問題

各章の最後にはクイズ形式の問題があります。
実際の試験に沿ったmultiple(選択問題)になっているため、復習として役立ちます。
この練習問題を解いてからテキストを読み込むと、「ここの部分はこういうふうに出題されるのだな」という傾向がわかるので、重要ポイントが覚えやすいと思います。

3)ガイドの活用

オンライン資料の中にあるガイドにも目を通しておくと良いでしょう。
各章における学習のポイントが記載されています。

例えばボルドー地方。
・1855年の格付けについて
・ロゼワインとクレーレワインの違いについて
・クレマンドボルドーについて…といった感じです。

また、GLOSSARY(用語解説)もあるので、Gobelet、Mutageなど何を示しているのか復習することができます。

4)地図

ワイン生産地の地図は、地名「あり」と「なし(白地図)」の2通り。
暗記する際に大変便利です。

5)過去問題はない

WSETと同様に公式の過去問題はありません。
でも、例題はあります。テストと同じmultiple(選択問題)形式で、20問。
正解を選ぶもの、誤りを選ぶものがあって、試験問題の雰囲気がわかります。

効率の良い学習方法としては、動画で全体像を把握し、練習問題に取り組む。
その後テキストを読み込み、オンライン資料のガイドや地図を参照するといった流れが一番良いと思います。
これはあくまでも一例で、可能ならばテキストをじっくり読み込んでから動画で復習という方法も良いでしょう。

試験日を決める

申し込みから一年以内、試験を受ける準備が整ったら、ワシントンDCの本部にメールで伝えます。
希望日の1週間前までには送信しましょう。

ご参考までに私が送信した内容を記載します。

タイトル:Exam schedule

本文:Dear Sir,

I’d like to have a FSW exam on Monday 24 April (例として私の誕生日です)

at night(Tokyo,JAPAN Time).

Could you tell me in detail,please?

Sincerely yours,

Noriko OKADA(JAPANESE)

英文メールの基本は、とにかくシンプルに、伝えたいことだけを書く!
念の為、「東京時間の夜に受けたい」と書きましたが、無くてもOKです。
なぜなら、後から希望の時間帯を選ぶことができますので。

すると翌日には返信メールが来ました。

・登録から1年過ぎたらダメ
・オンライン試験にはProctorUというシステムを使用
・マイアカウントからTESTにアクセス
・結果の送り先は〇〇の住所に送る予定だけど、変更があったら教えてね

というように詳しく教えてくれました。

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マイアカウントのTESTにアクセス

ワシントンD.C.の本部に試験準備OKのメールを送ったらすぐ、マイアカウントには新たに「TEST」の項目が増えました。
そこをクリックすると、動画でオンライン試験のやり方や注意事項の説明、そして試験日と時間が選択できるようになっていました。

東京時間を指定して(これは絶対に忘れずに!!)、好きな時間帯を選びます。

トラブルその1

個人でチャレンジすると、トラブルはつきもの。
私の場合、ここで第一関門が訪れました。

プロフィールのような、いくつか記入する項目があるのですが、その中に、所属のような出身校や学んだ場所を選ぶ項目があって、アメリカの大学名やイギリスの団体名しか選択できなかったのです。
100近くあったと思いますが、アメリカの〇〇工業大学とか、イギリスの団体名とかばかり。

「???」しばらく画面と睨めっこしていて、「もういいや。留学していたイギリスの好きなカレッジを適当に選択しちゃおう!」と思ったのですが、はやまらなくて良かった…

正解はFrench Wine Scholarを選択します。
PCを再起動したり、サイトに再アクセスして、ようやく正しい所属名?が出てきました。

それと、別の項目で、記入したくても、できないといったことがありました。
一旦、メモ帳とかpagesやwordを立ち上げ、そこに打ち込み、それをコピペしたら成功!!
別のサイトでも一度経験していたので、無事に対応できました。

そして私のようにMacユーザーの方はSafariは使えません。
Google Chromeのブラウザをご利用下さい。

さあ、いよいよ試験当日。ところが、さらにトラブルは続きます…

(FWS体験記3に続く)

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