ブルゴーニュのブドウ畑
FRANCE

ブルゴーニュ地方のブドウ栽培地域クリマ/黄金の丘から生まれる奇跡

26/04/2020

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2015年の世界遺産委員会(ドイツ・ボン)でフランスの世界遺産に加わったのがブルゴーニュ地方のブドウ栽培地域クリマ。

フランス中央部のやや東寄りにあるディジョン南部のコート・ド・ニュイとコー・ト・ド・ボーヌにまたがるブドウ栽培地域です。丘陵地のブドウの葉が秋には黄金色に変わることからコート・ドール(黄金の丘)とも呼ばれています。

ブルゴーニュは畑が重要

ほぼすべてのワインが同一品種のブドウで造られ、畑の場所や生産者(ドメーヌ、シャトー)によって同じピノ・ノワールでも味が異なります。

日本でも有名なボジョレー・ヌーボー(ガメイ種)や北部地域にあるナポレオンが愛したジュヴレ・シャンベルタン(ピノ・ノワール種)、そして白ワインのシャブリ(シャルドネ種)もブルゴーニュで造られています。

というわけで、ブルゴーニュ産のワインは、どの畑で造られたかがポイント。
超有名ドメーヌ&シャトーのセカンドクラス、サードクラスなどその種類はさまざま。同じ生産者のワインを飲み比べて見れば、畑の違いがわかるかもしれません。

例えば白ワインのシャルドネ。
冷涼な北部のシャブリ地域で造られたものは高い酸味と石灰質土壌の特徴が現れたミネラル感、そしてレモンや青リンゴなどの爽やかさあふれる風味。

ですがもっと南下した温和なマコン・ヴィラージュ(マコン村)のシャルドネは桃やメロンなどトロピカルフルーツ風味のふくよかなボディを持っています。私も大好きなワインの一つです。

ワインの街ボーヌ

2011年10月、ディジョンからローカル線に乗って約20分。素朴で可愛らしいボーヌ駅に到着しました。

世界中のワイン好きにとって最高のイベント「栄光の3日間」が11月の第3土曜日から開催されることで知られています。期間中はワイン騎士団の入団式や農家のための大晩餐会、 民族衣装を着た人々のパレードなどで大変賑わいます。

オスピス・ド・ボーヌ

オスピスドボーヌ

街の中心部にあるオスピス・ド・ボーヌは七宝を施した幾何学模様が美しい屋根瓦がひときわ目を惹きます 。

オテル・デューは百年戦争が幕を閉じた頃の1443年にニコラ・ロランによって建設されました。貧しさに苦しんでいた人々を受け入れる治療院として1970年代まで利用されていました。今ではワインオークションを行うことでも知られています。

Hospices de Beaune 開館9h00-18h30(オフシーズンは17h30)
入場料:大人8€50、18歳まで4€、10歳以下は無料

ボーヌでは、あちこちでワイン関連のお店に出会います。
技巧を凝らしたワイングッズがたくさんあり、ひとつひとつ見ていくと本当に面白い。

ワイン市場ではカーヴ見学しながら試飲をしてお気に入りの一本を選ぶ楽しみもあります。大好きなジュヴレ・シャンベルタンが日本の3分の1で購入できました。

ディジョン名物

そしてディジョンの街といえばマスタード。
260年の歴史を持つMaille(マイユ)本店があります。瓶詰していないフレッシュマスタードが購入できるのはこちらとパリのマドレーヌ広場店だけ。

白ワインのシャルドネ入りのマスタードはフレッシュならではのピリッとした辛口で通常のものよりインパクトがあります。
陶器の瓶に入れてお土産にしました。

La Masion Maille本店 営業:10h00-19h00

ブルゴーニュ地方を訪れたら、ぜひ名物のブフ・ブルニギョンを召し上がれ。
牛肉の赤ワイン煮込みでお肉が柔らかく、ワインに合う。シャンパーニュと同じ製法のクレマン・ド・ブルゴーニュ と一緒に頂きました。
地元の料理とワインなら間違いない組み合わせ=マリアージュ(結婚)です。

ワイン

フランスの3大ワイン産地はシャンパーニュ、ボルドー、そしてブルゴーニュ。

イカリ型のボルドーに対して、なで肩の形をしたブルゴーニュの瓶は一目瞭然。ボルドーが”ワインの女王”と呼ばれるのに対してブルゴーニュは”ワインの王”。その味わいは呼び名とは逆にボルドーがエレガントで重め、ブルゴーニュは軽やかで繊細というイメージがあります。

比較的冷涼で昼夜の温暖差があるため、酸味がポイントのシャルドネやピノ・ノワールの栽培に向いていることからワイン造りは4世紀にまで遡ることができます。

ブルゴーニュ地方のワイン

1)シャブリ地区

シャルドネに最適な石灰質のため、「鋼鉄」と表現されるミネラル感たっぷりで青リンゴやグレープフルーツなど果実風味豊かな白ワイン

2)コート・ド・ニュイ地区

フルボディで長期熟成に耐えうる最上のピノ・ノワールが造られるため、グラン・クリュ(超級)が多い。
ヴォーヌ・ロマネやジュヴレ・シャンベルタン、ニュイ・サン・ジョルジュなど

3)コート・ド・ボーヌ地区

変化に富んだ土壌で有名な白ワインが多い。ムルソーやモンラッシェなど
またコート・ド・ボーヌ・ヴィラージュは赤ワインと決まっていて、どの村のブドウをブレンドしても良い。

4)コート・シャロネーズ地区

畑の標高が高く、丘陵の斜面でも日当たりの条件が良い南や東向きに面していないので、ブドウが成熟しにくい。そのため軽いボディのワインが多い。リュリは発泡性ワインの重要な生産地。

5)マコネ地区

ブルゴーニュ産の白ワインの半分以上を占める。
マコンは赤と白があるが、マコン・ヴィラージュは白のみ。
プイイ・フュイッセとサン・ヴェランは最良なワインとして知られ、桃やマンゴーなど熟した風味を持つ重厚なワイン。

6)ボージョレ地区

ガメイ種はラズベリーやチェリーのアロマを持ち、タンニンは中程度という軽やかな赤ワインなので少し冷やして飲むと良い。
11月の第3木曜日に解禁となるボージョレ・ヌーヴォーが有名。
ヌーヴォー(新しい)という意味なので、翌年の8月31日までしか販売されない。

チーズ

ウォッシュタイプのエポワス

16世紀の初めにエポワス村で造られたもので、表面を白ワインで洗われます。
シワシワでオレンジがかった色味が特徴。匂いは強めですが、中身はとろーりとして美味。AOC認定。

ウォッシュタイプのラング

18世紀半ばから造られ、こちらもAOC認定。
小さいもので150gから大きいものは1300gまであります。大きさによって最低でも15日から21日間熟成し、ねっとりとした食感。エポワスよりパンチがある感じ。

シェーヴルタイプのマコネ

コロンとしたヤギのチーズで2006年にAOC、その後2010年にAOP認定。
一口サイズで食べやすいため、前菜として登場することが多い。ほのかな甘みがあります。

きょうのマリアージュ

赤ならルー・デュモン ジュヴレ・シャンベルタン+エポワス

白なら同じ名前同士、ドメーヌ ミカエル マコン・ヴィラージュ 2017年
+マコネチーズ 
*マコン・ヴィラージュは白ワインのみ

同じく白でピュリニ・モンラシェ プルミエ・クリュ クロ・ド・ラ・ガレンヌ 2016年+ブリア・サヴァラン

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