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パリからTGV(高速鉄道)で約4時間。大西洋に面した街ボルドーは2007年に世界遺産に登録されました。
街全体がガロンヌ川に沿って三日月のような形をしているので「月の港」だそうです。
ブルス広場前には水鏡が広がっていて、18世紀の古典主義建築の建物とともに、市民の憩いの場になっています。
サンタンドレ大聖堂
Cathédrale St-André(サンタンドレ大聖堂)はボルドー大学を創設した大司教から名付けられました。
南フランス・ゴシック様式で、最も古い部分は11世紀に造られ、その後400年にわたって完成しました。
王族の婚礼もここで行われたそうです。
入り口のアーチには最後の晩餐の彫刻が施されていて、長さが124メートルの身廊があるラテン十字形に沿った形をしています。
この大聖堂もサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の一部として1998年に世界遺産に登録されました。
ワインの女王ボルドー
ボルドーは世界中が注目するワイン産地で「ワインの女王」とも呼ばれています。
メドック、ポムロール、ソーテルヌ地区には様々な超一流シャトーが名を連ねます。
ボルドー観光局で半日ボルドー市内観光ツアーやワイナリーツアーに申し込めます。
例えば1日ツアーではランチ付きで4カ所のワイナリーを巡るというプランが多いです。
曜日によって、メドックやグラーヴなど訪れる場所が決まっています。
あるいは少人数でのプライベートツアーもあります。
毎年9月に開かれるメドック・マラソンはボルドー地方の一大イベント。
20カ所以上の給水所では水とともにワインが振る舞われ、生牡蠣やステーキ、デザートとフルコースがテーブルに並びます。
またランナーの仮装パフォーマンスも必見です。
ボルドー地方は大西洋に面した海洋性気候で秋が長いためブドウがよく熟すというメリットがありますが、ブドウの収穫期には雨が多いので菌類病のリスクがあり、天候によって出来が左右されてしまいます。
そのため数種類ブレンドするのが特徴です。
ボルドーは何と言っても赤ワイン!AOCワインが95%以上を占めています。
シャンパーニュと同じ製法のクレマン・ド・ボルドーもあります。
ボルドー左岸
1)メドック地区
カベルネ・ソーヴィニョンが主体の長期熟成型。
黒スグリやオーク樽熟成によるスギの香りを持ち、タンニンは熟成するほどなめらかになる。
ラフィット・ロッチルド、ラトゥール、ムートン・ロッチルド、マルゴーなど超一流シャトーが存在。
2)アントル・ドュー・メール地区
ガロンヌ川とドルドーニュ川の中間に位置。広大なエリアで白ワインしか生産できない。
ソーヴィニョン・ブラン種から造られるオーク樽を使わない、すっきり・さっぱり・爽やかな辛口ワインを生産。
3)グラーヴ地区
砂利質で水捌けが良いためカベルネ・ソーヴィニョンの栽培に適している。
メドック地区より軽めのボディでよりアロマティック。ぺサック・レオニャンがある。
4)ソーテルヌ&バルザック地区
シロン川からの朝霧がブドウを完熟させ、上質な貴腐ワインを生む。
天候に左右されるので十分な貴腐がつかない時は、パスリヤージュという樹の上で完熟するまで放っておく方法をとる。
糖分と高い酸味のバランスがとれたワインでアプリコットやオレンジピールなど完熟したフルーツのアロマを持つ。
チーズ
シェーヴルタイプのバラット
バターを作る道具バラットから由来していて、コロンとした丸い形にリンゴの茎のような楊枝が刺さっています。
ほのかな酸味としっとりとした食感。
きょうのマリアージュ
赤ならシャトー・ラグランジュ 2015年+バラット
貴腐ワインのシャトー・ドワジー・デーヌ 2000年
+外は白カビで中はブルーチーズのブレスブルー