世界遺産検定は、その名の通り世界遺産についての知識を問うものです。
4級→3級→2級→1級→マイスターと段階があります。
私は2010年12月に3級に認定されました。（後日、認定証が送られてきます）

受験のきっかけは、旅行で観光名所を訪れた時に、ただ見てきた！というだけではなくて、どういう経緯で造られたのか、どんな背景があるのか等、知識があれば100倍楽しめると思ったから。

勉強はとっても楽しかったですね。テキストは写真が多くてわかりやすく、「あ、今度ここに行ってみよう」 とガイド本のように読んでいました。

1級やマイスターレベルになると、受験者は旅行関係の方が多いらしいですが、もちろん一般の方もいます。大学のAO・推薦入試で優遇されたり、旅行業界に就職希望の学生さんにとっても良い自己PRになりますものね。

3級の例題

実際にどんな問題が出るのかといいますと、3級の例題はこんな感じです。

【問題】イタリアの「ローマ歴史地区」ではローマ市民への娯楽として、剣闘士同士の戦いなど残酷な見世物が行われていた。ローマ時代を代表するこの建物の名称は何か。 （マークシート方式）

1)コロッセウム
2)パンテオン
3)フォロ・ロマーノ
4)コンステンティヌスの凱旋門

正解は…　　1)コロッセウム

試験は年に4回実施されます。3月・7月・ 9月・12月です。

世界記録遺産

さらに世界記録遺産として、書物や楽譜、音声や映像素材も登録されています。その数はおよそ500件。2009年にはオランダの「アンネの日記」がデジタル化されました。日本では藤原道長「御堂関白記」が認定されています。

個人的には世界最古の長編小説、そして最高傑作の紫式部「源氏物語」を認定してほしいです。ストーリー性、政治・恋愛・時代背景など歴史的に見ても偉大な作品だと思います。

世界記録遺産が設定された目的は歴史上で重要な記録を最高の状態で保存できること、そして世界各地から誰でもアクセスできるようにすることです。

日本の世界遺産

2020年4月現在、日本の世界遺産は21件で広島の厳島神社や石見銀山遺跡などがあります。

世界遺産は文化遺産や自然遺産だけではありません。
伝統的な舞踏や祭礼など、形を伴わない「生きた文化」も無形文化遺産として保護されています。歌舞伎や和食がこれにあたります。（外務省HPより）

京都「半兵衛麩」のむし養い御膳。
生麩の田楽や湯葉、白味噌椀など体に優しいお味で盛り付けもとても素敵。
秋は生麩が紅葉の形をしていて季節感あふれ、目でも楽しませてくれます。
五条大橋近くのこちらのお店は京都でのランチによくお世話になっています。

京都市東山区　最寄駅：清水五条　　営業時間：11h00-16h00