チーズ福袋
VIN / WINE

デザートワイン/世界チーズ商会の福袋2021

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食後はもちろん、ほっと一息つきたい時など。
ステイホームの今だからこそ、甘いデザートワインを楽しんでみませんか?

デザートワイン(甘口ワイン)を造るには主に3つの方法があります。

1)発酵を中断させる

通常、発酵段階においてブドウ果汁の中にある酵母が糖分をアルコールに転換し、糖分がなくなるまで発酵を続けると辛口ワインができます。
すべての糖分がなくなる前に、ろ過フィルターを使って酵母を取り除けば発酵が中断します。

亜硫酸を大量に添加したり、発酵中のワインを冷やすことでも中断することができます。

ほんのり甘さが感じられるオフドライ、半辛口、半甘口ワインの多くがこうして造られます。

2)甘味を添加する

発酵の途中で酒精強化(アルコールを添加)をします。
Muscatミュスカ(マスカット)種を使ったワインは、ヨーロッパやオーストラリアで広く生産されています。

このブドウの酸味は低い~中程度、オレンジの花、バラ、ブドウのアロマを持っていて、気温が高い地域でよく育ちますが、酸味と香りを保つために標高や海風による冷涼化された畑であることが望ましいです。

ミュスカ種で造られるワインのスタイルは、若くて熟成させないものと長時間の熟成を経て十分に風味を発達させたもの、2つのタイプがあります。

◆若くて熟成させないワイン

フランスのローヌ南部で生産されるMuscat de Beaumes-de-Veniseミュスカ・ドゥ・ボーム・ドゥ・ヴニーズは中程度の黄金色で、熟したモモや香水、強い花の香りを持っています。

香りを引き出すために多少のスキンコンタクト(果皮浸漬)を行い、低温発酵され、アルコール96%volのブドウのスピリッツを添加して発酵を止めます。
そしてフレッシュなアロマを守るためにステンレスタンクなどの不活性容器に貯蔵されます。

甘口でアルコール度は高く、低いから中程度の酸味を持つ、ミディアムからフルボディ、新鮮なうちに飲みたいワインです。

ボルドーワイナリー

◆十分に風味を発達させたワイン

オーストラリア南東部のラザグレンで生産されるマスカットから造られるワインは琥珀色から褐色で、ハチミツやフルーツの砂糖漬けの香りを持ち、甘口から極甘口スタイルとして有名です。

発酵は常に果皮と接触させた状態で、すぐに酒精強化されます。
そして大きくて古いオーク樽を使用し、長期熟成されます。
この熟成は何十年も続くこともあります。

甘口でアルコール度は高く、低いから中程度の酸味を持つ、フルボディ、ドライアプリコットやレーズンに加え、コーヒーやトフィ(焦がしたキャラメルのような)のアロマが感じられます。

甘口ワインを造るのに砂糖を添加することは禁じられていますが、甘い液体を甘味料として使用するのは可能です。
ドイツワインでは未発酵のブドウ果汁が、スペインのシェリーにはペドロ・ヒメネスシェリーなどが加えられます。

3)ワインの中に残る糖分を利用する

ブドウそのものの糖度を高めるための方法は主に3つあります。

◆ブドウを乾燥させる

収穫期に遅くまで樹に残しておく=パスリヤージュや収穫後、酸味が高いうちに早く摘み、冬になるまで発酵を行わずに干しておく=パッシート製法

例:イタリアのレチョートワインやスペインのペドロヒメネス・シェリー

◆湿気と乾いた風により発生するボトリティス・シネレア菌を利用する=貴腐ワイン

これは湿った霧の多い朝&午後の乾いた風という天候条件と貴腐がついたブドウの選別が必要なため、手摘み収穫になり、コストがかかります。
貴腐がつきやすい果皮の薄いリースリングやセミヨン、シュナン・ブランなどを使用します

例:ボルドーのソーテルヌ、トカイ、ドイツのベーレンアウスレーゼ

 南アフリカの遅摘みシュナン・ブラン(写真下)

南ア貴腐ワイン

◆ブドウを凍らせて糖度を高める=アイスワイン

凍ったブドウから取り出した濃厚な甘いシロップ果汁を使用します。

例:ドイツのリースリングやカナダのヴィダル

世界チーズ商会

「世界遺産とワイン&チーズ紀行」というホームページですので、ワインに欠かせないチーズについて、とってもお得な情報をご紹介します。

「世界チーズ商会」さんが毎月、東京と大阪で開催しているガレージセール。
賞味期限が近いチーズを定価の半額から3分の1程度のお値段で購入できるもので、500gのマスカルポーネチーズが100円!!という時もありました。

いつもはハードチーズ、フレッシュチーズ、生ハム・サラミなどの冷蔵ケースの中からお宝を見つける!という方式なのですが、緊急事態宣言中の東京では8種類のチーズが入った2000円の福袋1点のみ。タイミング良く購入できました♪

・モッツアレラチーズ バッカ ナチュラ 100g

・クリームチーズ パイン 309g

・クロミエ モンペール(フランス、ブリー) 320g

・フェタチーズ (ギリシャ、羊乳) 200g

・ランダナ エダム マイルド (オランダ) 150g

・タレッジョDOP  (イタリア、ウォッシュ)124g

・サントモール ヴューポーシェ(フランス、山羊乳) 200g

・スティルトン (イギリス、ブルー) 167g

合計8000円以上、しかも大好きな、世界三大ブルーチーズの「スティルトン」が入っていたのです!! 

早速、カリフォルニア・ソノマの赤フルボディと一緒に楽しみました。
甘口ワインならボルドーのソーテルヌとも最高の組み合わせです。
コンテチーズやフロマージュ・フレも入っていたら、なお嬉しかったですが、大満足なチーズ福袋でした。

チーズ福袋販売:次回は1月29日金曜日10時30分から(売り切れ次第終了)

世界チーズ紹介東京支店

最寄駅:都営大江戸線「勝どき」駅すぐ

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