ポンペイ遺跡
EUROPE

ポンペイ・エルコラーノの遺跡地域/2000年前の都を襲った悲劇

04/05/2020

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1997年に世界遺産に登録された古代都市ポンペイの遺跡。
先住民やローマ人によって栄えたポンペイの街は西暦79年8月24日に起こったヴェスヴィオ火山の噴火によって突然、街全体が火山灰に埋もれてしまいました。

当時2万人ほどの市民が暮らしていましたが、逃げ遅れたりしておよそ2千人が亡くなりました。3日3晩続いた噴火はさらに有毒ガスを発生し、ローマから救助に駆けつけた人々の命までも奪ってしまうのです。

その後、気の遠くなるような長い間土に埋もれ、ようやく本格的な発掘作業が行われたのは1860年になってからでした。

考古学者ジュゼッペ・フィオレッリは火山灰に埋もれていた穴に石膏を流し込んで人型や壺などを当時の姿形のまま再現するという方法を考案しました。

火山灰によって保存されたおかげで、古代ローマの美しい街の様子を知ることができます。トップの写真からは道路のインフラ整備がしっかり整っている様が伺えます。高度な建設技術と秩序を保つローマ人の知恵です。

ポンペイ遺跡のみどころ

「アポロ神殿」

ギリシア神話の太陽の神アポロを祀る神殿。白いイオニア式円柱が残っていて、月の神ダイアナの像もあります。ローマ時代の供物台も設置されています。

「ジュピター神殿」

ユノ、ミネルヴァとともにローマ三神と言われたジュピターを祀る神殿。広場を取り囲む二層式の柱廊はローマ時代に造られたものだそうです。正面にあるレンガ造りの建物は行政事務の議会場でした。

その隣にはバジリカと呼ばれる法廷があり、この場所は政治経済、宗教の中心地でした。

「ステファノの洗濯屋」

壁画の赤い色が2000年経った今も鮮やかに残っています。部屋の中央にある巨大な水槽は洗濯をするためのもので、洗濯屋だったとみられています。

「円形闘技場」

紀元前80年に建設が始まったもので、現存する円形劇場で最古と考えられています。収容人数は2万人。隣町との住人対決の様子がフレスコ画に描かれています。
ポンペイで発掘されたものはナポリの国立考古学博物館に展示されています。

ナポリから日帰り可能

ナポリピザ

ポンペイ遺跡はナポリから日帰り可能です。まずは腹ごしらえしてから1DAYトリップへと出かけましょう。ナポリといえばピッツア。イタリアのピッツア生地は2種類、うすいクリスピータイプとふっくらとしたパン生地タイプ。ナポリのピッツアは後者です。

ピッツア・マルゲリータ発祥の店「ブランディ」を訪れました。
トマト、モッツアレラ、バジルのみシンプルな具材がとっても美味しい。トマトソースの濃厚さがたまりません。

ポンペイ遺跡への行き方

ナポリ中央駅の地下にあるホームからチルクムヴェスヴィアーナ鉄道でポンペイ・スカーヴィ・ヴィラ・デイ・ミステリ駅下車、所要40分。駅から遺跡までは徒歩で15分ほど。

ポンペイはとにかく広いので、特に夏場は暑さ対策が必要です。午後の日差しが強い時間は避け、夕方から見学することをお勧めします。

チルクムヴェスヴィアーナ鉄道側にあるメインゲートのマリーナ門には観光案内所があり、パンフレットがもらえます。遺跡内では迷っても大丈夫。数人いる専門のガイドさんが道案内してくれます。

ポンペイ遺跡
開館時間:9h00ー19h30
(土日は8h30から。11月から3月までのオフシーズンは17h00まで)
入場料:€15.00〜

ワイン

古代ローマ人はワインの神バッカスを崇拝していました。ローマ神話にワイングラスを持った姿で登場します。

ワインは儀式で用いられた神聖な飲み物。
それを物語るようにポンペイ遺跡の一角には紀元前79年のワイン畑があるのです。ヴィラ・デイ・ミステリという駅と同じ名のワイン。

イタリア北部(ヴェネト州)のワイン

イタリアの北部に戻ってヴェネト州のワインをご紹介。

ピエモンテ州と並んでイタリア最大の産地の一つです。温暖な気候で、北アルプス山麓の丘陵地にある畑は昼と夜の気温の差=日較差が大きいため、酸味を保ったままブドウが良く熟します。

1)ソアーヴェ

白ブドウのガルガネーガ種で造られる。高い酸味のミディアムボディで、洋ナシ、赤リンゴ、白コショウの風味を持つ。瓶熟成したものはアーモンドやハチミツの香りが発達する。ソアーヴェ・クラッシコは山麓の丘陵地帯で生産されたもの。

2)ヴァルボリチェッラ

中程度のタンニンと高い酸味を持つ赤ワイン。ヴァルボリチェッラ・クラッシコは山麓の丘陵地帯で生産され、レッドチェリー風味のシンプルでフルーティーなワイン。

*パッシート製法

ワインのボディと風味の凝縮度を高める製法。早めにブドウを収穫し、屋内で乾燥させ、冬まで発酵は行わない。ヴァルボリチェッラには辛口のアマローネと甘口のレチョートがある。

*リパッソ製法

発酵しているアマローネの果皮を一緒に発酵させると、ワインの色と風味とタンニンを強める。ヴァルボリチェッラ・リパッソは煮込んだプラムやレッドチェリー風味のワインになる。

きょうのマリアージュ

ヴァルボリチェッラ・クラッシコ・ボナコスタ 2018年
+パルミジャーノ・レッジャーノ

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