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パリから東へTGV(高速鉄道)で約45分。日帰り旅行にもおススメのシャンパーニュ地方ランス。
こちらには1991年世界遺産に登録されたノートルダム大聖堂、サン=レミ修道院、トー宮殿があります。
ノートルダム大聖堂
フランス国王25人の戴冠式が行われてきたランスの「ノートルダム大聖堂」
1429年シャルル7世の戴冠式には、ジャンヌ・ダルクも出席しました。
そして1962年にはフランスのド・ゴール大統領とドイツのアデナウアー首相が和解の儀式を行うなど数々の歴史を刻んできた場所です。
13世紀ゴシック美術における最高傑作品のひとつと言われています。入り口に向かって左側、中に入る前に注目して欲しいのが微笑みの天使。
訪れる人たちを優しいまなざしで迎えてくれます。 このような表情はかなり珍しいです。
大聖堂といえば、バラ窓。パリのノートルダム大聖堂と並んで見応えがあります。バラ窓の直径は12.50メートル。朝の光、夕方の光、一日のうちで様々な変化が楽しめます。
シャガールブルー
大聖堂の内部にあるロシア出身(現在のベラルーシ)の画家シャガール製作のステンドグラスは必見。
”シャガール・ブルー”と呼ばれる豊かな色彩。光と相まって深い海の中にいるような、なんともいえない幻想的な気持ちになりました。
また、シャガールは1964年にはパリのオペラ・ガルニエ宮の天井画も完成させました。
隣接するトー宮殿にはフランス国王の戴冠式で使用された宝物が展示されています。厳かな空間で歴代のフランス国王に思いを馳せましょう。
サン=レミ修道院
偉大な司教の聖遺物が収められている「サン=レミ修道院」
11世紀初めに修道院として建築されたのが始まりです。
内部は過剰な装飾も無く、とてもシンプル。修復作業により、ロマネスク・ゴシック・ルネサンスの3様式が混在しています。
ランスという街の名は、こちらに眠るランス司教サン=レミから付けられたそうです。
ランスに縁のある画家といえば藤田嗣治。
エコール・ド・パリの画家として知られ、ここランスのノートルダム大聖堂でカトリックの洗礼を受けました。
親交の深かったシャンパーニュのGHマム社内の敷地には藤田が設計から彫刻、ステンドグラス、庭まで手がけたフジタ礼拝堂が建てられています。
壮大な歴史の1ページと建築美を楽しんだ後は、シャンパーニュメゾン巡りに出発します!
フランス語 petite leçon
カフェやレストランでシャンパーニュを頼むときは
Une coupe de champagne,SVP.
(ユヌ・クープ・ド・シャンパーニュ・シルヴプレ)
ワインの場合は
Un verre du vin rouge/blanc,SVP.
(アン・ベール・デュ・ヴァン・ルージュ/ブラン・シルヴプレ)
シャンパンとワインではグラスの種類が違うので、フランス語の表現でもきちんと分かれてるんですよね。さすが、フランス。面白いと思いました。
日帰りでパリから行く鉄道の旅
私はパリに行く度に+フランスの地方、もしくは他国を日程にいれています。2007年にはシャンパーニュ地方を訪れました。
*パリから日帰りで行けるおススメの場所
ヴェルサイユ
中世都市プロヴァン
モネの故郷ジヴェルニー
フォンテーヌブロー
シャルトル
北部のリール
ベルギーのブリュッセル
エールフランスやイージージェットを利用すれば選択肢は広がりますが、空港までの移動や遅延を考えると、断然鉄道派!
カフェクレームやパンオショコラをお共に車窓を眺めながら過ごす時間が幸せ。SNCF(フランス国鉄)独特の「タッタターラ」という発車音に愛着を感じます。
注:TGVも遅延トラブルは頻繁にあります。
以前、友人宅を訪ねた北西部サン=マロからパリへの帰り道に2時間以上車内に缶詰になり、真夜中にモンパルナス駅に到着したことがありました…
ま、トラブルはトラベル。今では良い思い出です。