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ボルドーから足を延ばし、サン=テミリオンへ。
この地域一帯は1999年に世界遺産に登録されました。
8世紀に聖エミリオン修道士が隠遁生活のために洞窟を掘ったことが、この街の始まりだそうです。
ボルドー観光局主催のツアーに参加したら、ふだんは入れない洞窟内にガイドさんが案内してくれました。
街中には8~13世紀に築かれた宗教建造物も多く残っています。
石畳が広がるのどかな街並みで、とても緩やかな時間が流れています。
名物は元祖と言われるクリームなしの素朴なマカロンと外はカリカリ、中はもっちりとしたカヌレ。
街の至る所にお店があるので食べ歩きが楽しい。
ボルドー右岸
サン=テミリオンもAOCワインの産地。
ボルドー地方において「右岸」と呼ばれる粘土質+石灰質の土壌からは主にメルロー種のワインが造られ、カベルネ・フラン種もわずかにあります。
この地域で最も上質なワインは急斜面に位置する日当たりの良い畑から生産されます。
左岸のメドック地区などと比べると、口当たりがソフトでレッドベリーやプラムのアロマを持っているので、ワイン初心者の方は右岸から試してみてはいかがでしょうか?
隣接するポムロールも評判が良く、スパイシーでブラックベリーの風味を持ち、少し力強いワインです。
ボルドーワインの格付け
ボルドー地方の一部では、原産地呼称とは別にシャトー(エステート)ごとに格付けされます。
1855年のパリ万博の時に制定された「グラン・クリュ・クラッセ」と呼ばれる最高位のシャトーは次の通り。
1)シャトー・ラフィット・ロッチルド
2)シャトー・ラトゥール
3)シャトー・マルゴー
4)シャトー・ムートン・ロッチルド
5)シャトー・ディケム
150年以上変わらない、不動のトップ5です。
上記以外のシャトーのために「クリュ・ブルジョワ」が導入され、特定の収穫年のワインに対してだけ付与されるので、その年ごとに審査が行われます。
ぺサック・レオニャンを含むグラーヴでは赤と白がそれぞれ格付けされ、すべてが「クリュ・クラッセ」を名乗ることができます。
そしてサン=テミリオンでは原産地呼称で、
サンテミリオン・グラン・クリュ・クラッセ
サンテミリオン・プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ などがあり、10年に一度見直されるため、昇格や降格の可能性があります。
きょうのマリアージュ
シャトー・ムーラン・ド・カントローブ サン・テミリオン グラン・クリュ2010(2010年は当たり年)+ハードタイプのコンテ