アフィリエイト広告を利用しています
フランス南東部にあるリヨン歴史地区は1998年世界遺産に登録されたました。
ローヌ川とソーヌ川の合流点にある交通の要衝で、紀元前1世紀にローマ人によってガリア3州の首都として建設されたのが始まりです。
それ以降ヨーロッパの政治的・文化的・経済的発展に重要な役割を果たしてきたリヨンには長い歴史があり、都市の構造やあらゆる時代を通じて多くの見事な建造物が現代に至るまで見られます。
サン=ジャン大聖堂、サン=マルタン・デネー聖堂のほか、大聖堂の南北一帯にはゴシック時代から17世紀に至る邸宅が多く残されていて、ルネサンス時代の影響を受けた街並みは訪れた人を魅了します。
街の西側を流れるソーヌ川の左岸は「ヴュー・リヨン」と呼ばれ、ローマ時代から続く旧市街。
一方、東側を流れるローヌ川の右岸「パール・デュー地区」は再開発によって近代的なビルが立ち並んでいます。
ケーブルカーに乗ってフールヴィエールの丘に登れば街が一望できます。
美食の街リヨン
人を惹きつけて止まない理由がもうひとつ。
パリ、マルセイユに次ぐフランス第3の都市であるリヨンは、美食の街としても知られています。
パリからTGV高速鉄道でおよそ2時間10分という近さもあって、偉大な3つ星シェフ、ポール・ボキューズのレストランで優雅なランチタイムを過ごす人で賑わう午前の列車は「ボキューズ列車」と呼ばれているとか。
本店は市街から少し離れたところにありますが、市内にはセカンドのビストロが4軒あります。
それぞれL’Est(東)、L’Ouest(西)、Le Sud(南)、 Le Nord(北)の名がついていて、私は Le Nordに行きました。
気軽なランチなら、こちらがおススメです。
そして必ず寄りたいのはショコラのお店、ベルナシオン。
カカオから厳選した家族経営のお店で、リヨン以外に決して支店を出さず、パリに1カ所だけダブレットを卸しているお店があっただけでした。
年に1度のサロン・ド・ショコラに出展する機会がなければ、なかなか手に入らないショコラティエでしたが、ついにパリ6区にもお店がオープンしました。
リヨン本店で購入したボンボンショコラをパリに帰るTGVの車内で口に入れたとき、そのまろやかさと濃厚な味わいの口溶けに、世界で一番美味しい!と感動。
スペシャリテである左から2列めのパレドールをはじめ、どれも絶品。
愛してやまない私のショコラの旅はここが原点でした。
BERNACHON
営業:火曜ー土曜 8h30-21h00
住所:42 Cours Franklin Roosevelt,Lyon
ドルドーニュ川とフランス南西部のワイン
ボルドー地方の東、ドルドーニュ川沿いではボルドーに似た品種が栽培されています。
内陸よりのため、ボルドーほど海洋性気候の影響は受けません。
1)ベルジュラック
カベルネ・ソーヴィニョンやメルローなどの黒ブドウ、ソーヴィニョン・ブランやセミヨンなどの白ブドウから赤ワインと白ワインを産出
2)モンバジャック
甘口ワインの産地で、ソーヴィニョン・ブランとセミヨンの貴腐ブドウを使用
3)カオール
かつて「黒ワイン」と呼ばれるほど力強いワイン。
マルベック種から凝縮したブラックベリーとスギや土の風味、色合いが深く、タンニンが豊富な最上級のワインが造られる
4)コート・ド・ガスコーニュ
ユニ・ブラン種から辛口でライトボディ、青リンゴ風味の白ワインを生産
5)マディラン
タナ種から深い色調と強いタンニンを持ち、黒系果実の風味を持つ赤ワインを生産。
6)ジュランソン
酸が高いプティ・マンサン種から甘口ワインを造り出す。
アプリコットやグレープフルーツの香り、オーク樽熟成によるスパイシーさもある。
甘口といっても貴腐の影響を受けず、ブドウが完熟するまで摘み取らず、樹の上に遅くまで置いておく「パスリヤージュ」製法による。