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ベルギーとフランスの国境にまたがって各地に見られる鐘楼群。
そのうちのひとつを見るために2017年、フランス北部の街リールを訪れました。
リール市庁舎の鐘楼は1932年完成、高さ104メートル。
一眼レフカメラに収めるのが大変なほど、高いです。さすが権力の象徴。
この街の凄いところは世界遺産があるのに観光客でごちゃごちゃしているのではなく、当たり前のように建造物が街に溶け込んでいるところです。
さまざまな建築様式の鐘楼群
1999年に初めて世界遺産登録された時の対象は、11世紀から17世紀にかけて建てられたもの。
フランダース地方とワロン地方にある32の鐘楼(アールスト、アントワープ、ブリュージュ、デンデルモンデ、ガン、ルーベン、イーペル、コルトレイクなど)です。
ローマ建築、ゴシック建築、ルネッサンス建築、バロック建築と現存する鐘楼の形態は様々ですが、その多くはタウン・ホール(市庁舎や公会堂)に、一部は教会に付属するものでした。
時を経てさらに都市の景観のなかに溶け込み続けてきたものもあります。
2005年にフランス北西部の23の鐘楼群とベルギーの鐘楼が追加され、拡大登録されました。
フランス、ベルギー、オランダでは、市民憲章で自立・自由を象徴している鐘楼の建設を重視していて、鐘楼は市議会議員の権力を象徴しているものでもあります。
パリから日帰り旅、リールの街
パリ北駅からはTGV(高速鉄道)で60分、ベルギーのブリュッセルからは40分、ロンドンからは100分とアクセスはとても良いので、パリからの日帰りもOK。
パリ北駅構内ではティエリー・マルクスのお店を発見!
名物のふわふわブリオッシュをおやつに、バゲットサンドとリプトン桃の紅茶を朝食用に購入して鉄道の旅を楽しみます。
9h46 パリ北駅 → 10h45 リール・ヨーロッパ駅 25€
近代的なリール・ヨーロッパ駅と素朴なリール・フランドル駅と2つが隣接しているので、列車によって到着は変わります。
市内はすべて徒歩で回れるので、ちょうど良いお散歩コース。
リールはベルギーとの国境に近いのでビールが良く飲まれています。
また、日本でもお馴染みのパン屋さん「Paul」の本店や甘いゴーフルで有名の「Méert」本店(1764年創業)があるグルメの街でもあります。
まずは目的の鐘楼を見た後「Méert」本店に行き、定番のバニーユ、スペキュロス、カシス、レモンのゴーフルとヌガーのブロックと紅茶を購入。
エレガントで歴史を感じさせる内装がとても素敵です。
パリ市内では3区に支店(ピカソ美術館の近く)、6区サンジェルマンに支店があるほか、ボン・マルシェのグラン・エピスリー内でもゴーフルを購入できます。
ジャリっとした砂糖クリームがやみつきになりますよ。
Méert本店 開店:12h00 (土曜10h00) – 19h00 休み:日曜・月曜
ランチはフランス人おススメの「Au Vieux de la Vieille」
名前の通り、古い歴史のあるパブでした。
ここではやはりビール!
ホワイトビール3.10€ とフランドル地方のハートと名がついたチキンのパイ包みクリームソース、ポンムフリット(ポテトフライ)付き12€。
地ビールと地元料理の相性は完ぺき。
お隣のマダムが召し上がっていたポテトグラタンもとても美味しそうでした。
Au Vieux de la Vieille
ランチ: 12h00-14h00 ディナー: 19h00-22h30 ( 週末23h00 ) 年中無休
そのあとは「Paul」の本店を通り、旧証券取引所のレトロな建物を見たり、古地図や古本市を覗いたり。
ヨーロッパの街歩きってなんて楽しいのでしょう♪
ル・クルーゼ村へ
パリへ帰る前に途中下車してル・クルーゼ村(通称)に立ち寄りました。
Fresnoy-le-Grandという本当にローカルな無人駅、ル・クルーゼの本社工場と直営店がなかったら降り立つことはないと思います・・・
フランスの新しい発見です。
ホームからぐるっと回って緩やかな坂道をいくこと30分、やっと直営店に着きました。
外観が教会みたいな直営店に入ると、そこには一面ル・クルーゼの商品がずらっと鎮座しています。
日本未発売の笛吹ケトルにヨーロッパ限定カラー。
ル・クルーゼ好きにはたまらない世界が広がっていました。
荷物が重くなるため厳選した結果、
■チェリーレッド色の1リットル用笛吹ケトル(日本未発売)
■同じくチェリーレッド色のスパチュラ
■オレンジ色のココット・オーバル10cm直火式(内側がストウブのような真っ黒・日本未発売)の3点購入。
年に一度のアウトレットではもっとお安くなるようですが、ラインナップは豊富でした。