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世界中から日本に集まった4222アイテムの中から、「さくらアワード」女性審査員によって選ばれた今年の受賞ワインたち。
その授賞式が先日、東京の帝国ホテルで華やかに行われました。
2023年1月の審査会に参加させて頂いた「国際ワインアナウンサー」の私は、どんなワインが受賞したのかを見届けるべく、会場に駆けつけたのでその様子をお伝えします。
参加者の顔ぶれ
授賞式には各国の大使館関係者やワインインポーター、酒類メーカー、醸造家といった受賞されたみなさんのほか、私たちワインのプロフェッショナルである女性審査員のメンバーも参加しました。
ステージ中央には受賞記念プレートが勢揃い。ワインレッドカラーの漆器にゴールドの文字。
桜の花びらもひとつひとつ職人さんの手によって描かれています。
エントリーはおよそ30ヶ国
4222アイテムの上位3ヶ国はフランス・イタリア・スペインでワイン大国が占めています。
次いで、チリ・日本・アメリカ・オーストラリア・ポルトガル・南アフリカ・アルゼンチン・ニュージーランド・ドイツ・中国などです。
特徴として、栽培方法にこだわったビオワイン、環境に配慮したサスティナブルなワイン、今年から新しく設けられたオレンジワインが挙げられます。
審査ワインカテゴリーは7つ
1月の「さくらアワード」で審査したカテゴリーは以下の7つ。
1)赤ワイン
2)白ワイン
3)ロゼワイン
4)スパークリングワイン
5)甘口ワイン
6)フォーティファイド(酒精強化)ワイン
7)オレンジワイン→白ブドウから作られたもの。
赤ワインのしっかりした面も併せ持つオレンジ色をしたワインです。(果物のオレンジは関係ありません)
前回の記事でご紹介したように私のグループの審査ワインはスパークリング(瓶内二次発酵)、赤ワイン(カベルネ・ソーヴィニョンとマスカットベーリーA)、白ワイン(ピノ・グリ)でした。
あの時の1本が受賞ワインの中にあるんだと思うと感慨深いです。
さくらアワード2023に審査員として参加/今年の受賞ワイン発表
受賞ワイン
どんなワインが受賞したのか、一覧表は「さくらアワード」主催者である(社)ワインアンドスピリッツ文化協会のHPに記載されています。
今後ワイン売り場などでピンクのタグが付いたワインを見かけたら、ぜひ手に取ってみて下さい。
各賞は以下の通りです。
・ダイヤモンドトロフィー(ダブルゴールドの中から、さらに優秀なワイン)→全体の1%
・ダブルゴールド 93-100点→全体の6%
・ゴールド 92-88点
・シルバー 87-85点
・和食(天ぷら、焼き鳥、すき焼き)やアジア料理(タイ、韓国)に合うワイン
・女性ワインメーカー賞
・ロゼワイン賞
・いつも飲みたいスパークリングワイン賞
・デザートワイン賞
・フォーティファイドワイン賞
・オレンジワイン賞
・これから飲みたい品種賞
・コストパフォーマンス賞
・グランプリジャパニーズワイン賞
大好きなイタリアのスパークリングワインが受賞!
今回個人的に嬉しかったのが、カンティーニャ・セッカティーニ社「LAMBRUSCO GRASPAROSSA DI CASTELVETRO AMABILE Sweet(Doux) ランブルスコ アマービレ(甘口)」が受賞ワインに選ばれていたことです。
しかも「いつも飲みたいスパークリングワイン賞」でした!
夏の暑い時期はまとめ買いをしているくらい大好きで、友人・知人にも勧めてきました。
赤ワインが苦手な人やワイン初心者の方にも自信を持ってお勧めできる一本です。
甘口といってもそこまでではなく、「ほんのりとした甘味」という感じ。
渋みもなくスイスイ飲めるタイプで、価格も1000円程度、コストコでは600円台で購入できます。
時々、4本まとめて3本分の値段というスペシャルキャンペーンがあるのでお見逃しなく。
このワインはセッコ(辛口)もあり、ラベルの動物マークが「赤」。
アマービレ(甘口)の」マークは「オレンジ」なので、見分けがつくと思います。
受賞ワインの試飲会
試飲会場には日本にまだ輸入されていない受賞ワインのエリアと、受賞ワインを販売する出展者のみなさんのエリアに分かれていました。
出展者のエリアでは、いくつかのブースの方とお話しさせて頂きました。
ボルドーの醸造家や中国のワインを輸入しているインポーターさん。
みなさんからワインに対する情熱がしっかりと伝わってきました。
そして日本にまだ輸入されていない受賞ワインのエリアは試飲ができる貴重な機会とあって、常に賑わっていました。
ボトルがずらっと並べられ、セルフサービス状態。
せっかくなので全体の6%というダブルゴールド賞のワインを中心にテイスティングしてきました。
下記の写真はスペインの赤ワイン。
地元品種のテンプラニーリョ主体でありながら力強さを全面に押し出していないため、エレガントさを感じました。
瓶熟成のポテンシャルがあるので、数年したら、また複雑さが加わって深みを増すスタイルだと思います。
いつか日本に輸入され、再び出会える日を思いながら…。
さて、次回の記事では、2023年4月にフランスのボーヌで行われたワインコンクール「フェミナリーズ」に日本から審査員として初参加した模様をお伝えします。
審査員は世界中の女性ワインプロフェッショナルのみ。
ワインの聖地ブルゴーニュ地方の情報も盛り沢山です。