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年末年始が近づき、一年で最もワインが大活躍する季節がやってきました。
シャンパーニュなどとっておきの一本を開けようと思っている方も多いでしょう。
でも、ちょっと待って!その大切なワイン。
正しく保存していますか?
正しいグラスを使っていますか?
何年も熟成された赤ワインは澱を正しく取り除けていますか?
シャンパーニュの正しい開け方をご存知ですか?
さらに飲み残したワインを翌日も美味しく飲める、ちょっとしたコツをご紹介します。
保存方法
ワインセラーやワインクーラーがあれば1番良いと思います。
セラーとクーラーの明確な違いはなく、加湿機能があるかないかで区別するのが一般的です。
一万円を切り、コンパクトでインテリアにうまく馴染むものもたくさんあります。
私が使っているものは手頃なワインクーラー。
外観は白、8本入り、内部にLEDランプが付き、取り外しのできる木の板で仕切るタイプです。
ただシャンパーニュを入れようとするとボトルは6本しか入りません。
でも何十年も寝かせるほど高級なワインもないので、家飲み用にはちょうど良いかなと思っています。
ワインは温度変化を嫌います。
室内は真夏で40度以上、真冬では5度ほど、暖房をつけても20度前後です。
ワインの適切な温度は、低いものでスパークリングやデザートワインは6度から10度。
少し冷やした方が美味しいボジョレーなどを除いて、常温(約15度)の赤ワインまで様々です。
ワインクーラーやセラーがない場合、冷蔵庫に保管しますよね?
冷蔵室は2度~5度なので、冷やし過ぎに要注意です。
新聞紙に包むなどしてあげましょう。また、長時間の冷蔵もNGです。
なぜならコルクが乾燥して、隙間から酸素が入り、酸化する恐れがあります。
さらに横に寝かせ、コルクと接触させることで酸化を防ぐことができます。
また強い光から遠ざける、振動を避けるといった理由から、やっぱりセラーがあると便利です。
そして飲む少し前に冷蔵庫から出しておく。
ちょっとしたひと手間がワインを美味しく飲むポイントです。
グラス
リーデルのシャンパーニュセミナーの記事で書きましたが、グラス、本当に大事。
正しいグラスでワインを頂かないと「ブドウに失礼!」とまで思います。
ブドウを育ててから収穫できるまで3年。
その間、害虫や水不足、日焼けと闘い、ようやく収穫、醸造して、瓶詰めされ、私たちの手元に届くまで、どんなに多くの人手と時間がかかることか。
そうして目の前の存在しているワインに対して、ちゃんと向き合いたいと思うのです。話がそれました。
赤ワインは、ぽてっとした大きめのグラスが適しています。
より空気に触れることで、アロマや風味が引き出されます。
白ワインとロゼワインは中程度の高さがあるグラス。
新鮮な果実のアロマが上へと立ち上ります。
スパークリングは一般にフルートグラスですが、ロゼは赤ワインと同じぽってりタイプがおススメです。
デカンティング
上質の赤ワインには熟成過程において澱が生じるものがあります。
その場合のやり方です。
ボトルを水平にワイン棚から取り出し、デカンティングバスケットに置く。
キャップシールの上部を取り除き、ボトルの肩と首を拭き、コルクをゆっくり抜く。
瓶をそっとバスケットから取り上げ、澱がよく見えるようにライトの前にかざしながらデカンターに注ぐ。澱が首近くに上がってきたらストップ。
これで澄んだワインを楽しめます。
シャンパーニュの開け方
よく、勢いよく振ってコルクをポーンと飛ばすシーンがありますね?
あれ、絶対NG。やって良いのはF1のシャンパンファイトだけです。
ちなみにモエやGHマムが使用されています。
家飲みでは人にぶつかる恐れもあるので、危険・キケン。
まず、6度~10度によく冷やすこと。
ホイルを取り、止め金を外した瞬間からコルクをしっかり抑える。
ボトルを30度に傾け、コルクを強く握り、他方の手でボトルの下部をしっかり握る。
コルクではなく、ボトルをゆっくり回す。←ココがポイント。
私も勉強する前はコルクの方をギュギュッと回していましたが、これはNG。
強い圧力がかかっているためです。
最後に。飲み残したワインは、中の空気を抜いて保存すると酸化するのを遅らせることができます。
レストランでも使用されているバキュバンはボトルの口にかぶせ、シュポシュポッとするだけです。
ただし、スティルワインのみで、スパークリングには適しません。
上記をご参考に、正しく、美味しいワインをお楽しみください。
この記事に使用した写真は2016年ロンドンのリッツホテルでアフタヌーンティーをしたときのものです。
1日も早く穏やかで優雅な時間が世界に戻りますように…
シャンパーニュセミナー/最適なグラスで極上の一杯