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ナポリは紀元前7世紀にギリシアの殖民都市ネアポリス(新しい都市)として築かれたのが始まりで、中心部の歴史地区が1995年に世界遺産に登録されました。
「ナポリを見てから死ね」ということわざがあるように紺碧のティレニア海に面した大変美しく、太陽が似合う街です。
7世紀にナポリ公国として独立するまではローマ帝国、西ローマ帝国、東ローマ帝国、ビザンチン帝国に支配されてきました。
ナポリ公国独立後も1140年にはノルマン人の手に落ち、12世紀にはシチリア王国に併合されたほか、ハプスブルク家やブルボン家などヨーロッパ諸国の支配下にありました。そのため様々な国の文化が随所に見られる建造物などが残ったのです。
1861年のイタリア統一後、現在に至り、北部との経済格差などが問題になっていますが、南国の陽気さとポジティブな考え方が暗さを感じさせません。
ナポリのみどころ
ナポリ中央駅から南西に広がる地域が観光ポイントになっています。
駅に近いところが「スパッカ・ナポリ地区」と呼ばれ、ギリシア植民地時代に造られた直線的な道が残る旧市街です。
細長い路地に洗濯物が多く干されている風景は下町の生活が垣間見えます。
ナポリ湾に沿って海沿いに下っていくとプレビシート広場に出ます。
現在は博物館となっている王宮やサン・フランチェスコ・ディ・パオラ教会、ウンベルト1世のガッレリア、ヌーヴォ城など見所満載です。
サンタ・ルチア港沿いには高級リゾートホテルが並びます。ここからカプリ島へのフェリーが出航します。
国立考古学博物館
国立考古学博物館は必見。ポンペイ遺跡から発掘された貴重な品々が展示されているので、まず先にポンペイ遺跡を見学してからこちらを訪れることをオススメします。
1585年に騎兵隊の厩舎として建築され、1616年からは大学の校舎として使われていたそうです。
3階に分かれていて、1階部分はカルロ3世が母方より譲り受けたファルネーゼ家のコレクションを見ることができます。2階には主にポンペイのモザイクがあります。そして3階の見事な天井画も忘れずに鑑賞しましょう。
国立考古学博物館
開館:9h00-19h30 入場料:15€
カプリ島青の洞窟
ナポリまで来たからにはカプリ島へも足を伸ばしたい。
マリーナ・グランデ港からボートでおよそ25分。そして有名な青の洞窟へ。
青の洞窟への行き方は2通り。
1)海からボートで行く
2)山道をバスで行く
私は2のバス利用をオススメします。
海から行く場合、洞窟内に入るまで海上で長い時間待たなければならないのです。日差しが照りつける中、船酔いする方もいるとか。バスもくねくね山道を行きますが、待機場所には売店もあるので、より快適だと思います。
そして洞窟はいつでも見学できるわけではないのです。天候や波が高い時にはお休みになるので、ホテルを出発する前に入場できるかどうかHPなどで確認する方が良いでしょう。
2011年6月は幸運にも洞窟内に入ることができました。
1隻の船に3、4人で乗り込み、いざ洞窟内へ!午前中の方が外からの光を反射して深いブルーの色合いがより美しく見えるようです。
一眼レフで必死に撮影しましたが、暗いため、蒼緑の色合いをきちんと捉えられたかどうか。そんな私の苦労をよそに船頭さんが軽快にサンタルチアを唄ってくれました。
青の洞窟
入場料12€50+船頭さんへのチップ
ナポリ式エスプレッソ
ここナポリでお土産に買う!と決めていたのが「ナポリ式エスプレッソ」マシーン。ナポリの家庭には一家に一台あるのだとか。
日本でもよく見るビアレッティ社の「直火式エスプレッソ」とは構造が少し違います。コンロにかけて沸騰したら上下逆さまにひっくり返して蒸らします。
コーヒーオイルもそのまま抽出され、コクと香りが濃いコーヒーに仕上がります。温めたたっぷりのミルクとともに頂きましょう。
ワイン
イタリア南部はイタリアの中でも一番暑い地域です。このためブドウ畑は標高が高いところや海岸沿いで冷たい海風が吹くところが栽培に適しています。
気温が高いということはブドウがよく熟すので、フルボディのワインを多く産出します。
イタリア南部のワイン
(カンパーニア州、バジリカータ州)
1)フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ
カンパーニア州では南部のどの地域よりもDOCGsが生産されている。
フィアーノ種で造られたこの白ワインは中程度の酸味でしっかりしたボディ、メロンやマンゴーの香りを持つ。
若い早飲みタイプもあれば、オーク樽や瓶熟成したハチミツの香りを醸し出すものもある。
2)グレコ・ディ・トゥーフォ
グレコ種で造られた白ワイン。
より高い酸味を持つライトボディ。青リンゴやパッションフルーツの風味。澱攪拌をおこなってワインにコクを強く出す生産者もいる。
最良のものは瓶熟成が可能でハチミツやキノコの香りが発達する。
3)タウラージ
南部で名声の高いアリャーニコ種で造られた赤ワイン。
色が濃く、酸味が高くてタンニンも多い。ブラックベリーや黒スグリの風味を持ち、瓶熟成したものは土や林床の風味が現れる。
4)アリャーニコ・デル・ヴルトゥレ
山の多いカンパーニア州において、死火山のヴルトゥレ山に広がる畑は標高が900メートルを超えるところもある。
アリャーニコ種で造られたこのワインは濃いルビー色で、強い酸味とタンニンが多いとても力強いワイン。ブラムやベリーにタバコの風味を持つ。
チーズ
フレッシュタイプのブッラータ
モッツアレラの中に生クリームたっぷりのモッツアレラが包まれています。
フレッシュタイプでは一番大好きなので、最近日本でも食べられるようになって嬉しい。
そのままでも良し、オリーブオイルと岩塩をふりかけても良し。
きょうのマリアージュ
タウラージ・ラディーチ・リゼルヴァ 2014年+ブッラータ