アイトベンハトゥ
LE MOND / WORLD

要塞アイットベンハドゥ/サハラ砂漠の星空の下

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モロッコ中部の都市ワルザザード近くにあるアイット・ベン・ハドゥは、1987年に世界遺産に登録されました。 7世紀にイスラム勢力から逃れてきたベルベル人によって築かれた村です。

カスバ(城塞)と呼ばれる邸宅が集まってできたもので、砂漠の中にそびえ立つ基地のよう。

住居だけでなく、アガディールという見張り台も備えています。要塞といわれる所以です。干しレンガで作られたこの要塞は敵の侵入を防ぐため、入り口は一か所。中は迷路のように入り組んでいます。
現在も数家族が住んでいるそうです。

マラケシュからサハラ砂漠までは本当に遠い道のり。
現地で手配したマラケシュ発2泊3日のツアーに参加しました。個人ツアーなので、友人と2人で4WDを貸切、ドライバー兼ガイドさんが付いてくれます。

6月のモロッコは酷暑!!外の気温は42度。さえぎるものも無いのでジリジリ焼け付くよう。砂漠までの道のり、4WD車の中にいても二の腕で目玉焼きが焼ける!と思ったほど。

ラクダ

そんな中、約2時間かけて砂漠のオアシスへ連れて行ってくれたラクダたち。頑張ってくれてありがとう。おかげで砂漠の夕暮れ&朝焼け、そして満天の星空を満喫出来ました。

モロッコ といえばミントティー。小さめのグラスですが、一日に10杯くらいは飲んだかも?水分補給は必須です。すっきりとした生のミントと砂糖の甘さが疲れを癒してくれます。
マラケシュまでの帰りは一気に10時間のドライブ。かなりハードな旅でした…

サハラ砂漠への行き方

日本から行くにはカサブランカ経由、乗り継いでマラケシュ等いくつかありますが、今回私が使用したルートは、エールフランスで東京⇄パリ、パリに数日滞在し、そしてeasy jetでパリ⇄マラケシュでした。

モロッコでは合計4泊5日。そのうち2泊3日でサハラ砂漠までの個人旅行のツアーを組み、このうち1泊はワルザザードのホテル泊、もう1泊は砂漠のオアシスでテント泊というもの。

炎天下での4WDドライブは体力的にもかなりハードなので、アフリカでの旅はいつも以上に余裕を持った日程を組んだ方が良いと思います。そして荷物。サハラ砂漠へはスーツケース持参はお勧めしません。

日本から行く場合、パリ経由でパリ市内のホテルを数日抑え、ボストンバッグだけでモロッコに旅立つか、カサブランカなど大都市のホテルを抑え、同じく身軽に砂漠へ旅立つと良いと思います。

南アフリカのワイン

アフリカ繋がりということで、最近注目されている南アフリカ産のワインをご紹介。1970年代から高級ワイン造りに力を入れるようになりました。驚くほど質の良いワインも出回っています。

アフリカ大陸はフランスの植民地が多かったので自然にフランスのブドウが高い醸造技術とともに持ち込まれました。高温なアフリカですが、南極大陸から北上する冷たいベンゲル海流がブドウ畑に冷却効果をもたらします。

黒ブドウのピノ・タージュ

南アフリカならではのブドウ品種はピノ・タージュ。
ピノ・ノワールとサンソーを交配させて誕生しました。赤いベリーの風味を持つ軽くてフルーティーなものから樹齢の高い古木から作られたもの、チョコレートやコーヒーのアロマを醸し出すフルボディまで様々なタイプがあります。

カベルネ・ソーヴィニョンなど赤が代表的ですが、シュナン・ブランなど白ワインも生産されています。

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