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ロンドンの東5kmに位置するグリニッジは1997年に世界遺産に登録されました。
世界標準時刻を示す旧王立天文台をはじめ、建築家レンの傑作とされる旧王立海軍大学や隣接する国立海洋博物館などが見どころです。
グリニッジは天文台やイギリス海軍について学べるほか、広い公園を散策するなどロンドンから半日観光にとてもおススメな場所です。
私は行きはフェリー、帰りは鉄道を利用しました。フェリーに乗船すると間もなくタワーブリッジの真下を通過します。
跳ね橋になっていて、1894年に橋が完成したころは1日に50回くらい上がることもあったそうです。
出発から53分、グリニッジの船着場に着きました。
そこには巨大なカティーサーク号が港に展示されています。
カティーサークは中国からイギリスまで紅茶を輸送する快速帆船ティークリッパーとして19世紀に活躍しました。現存する唯一のものです。
ここからは歩いて天文台があるグリニッジパークを目指します。
グリニッジ・パークは王立の公園で広さは74ヘクタールあり、敷地内にグリニッジ天文台や国立海洋博物館などがあります。2012年のロンドン・オリンピックでは馬術の競技が行われた場所です。
この広い公園を抜けて10分ほど坂を上がっていくと天文台に到着。
ゆるやかな坂道で、程よい散歩コースでした。
グリニッジ天文台
グリニッジ天文台は1675年にイングランド王チャールズ2世が設立したもので、1851年に子午環が設置されました。
経度0度0分0秒の国際的な基準として定められ、歴史的に大きな役割を果たしてきたのです。現在はIERS基準子午線が使用されています。
館内はまさに天文学の博物館。歴史や天文学が好きな方なら1日中楽しめます。
*子午環(しごかん)
天体の南中時刻を正確に測ると同時に天体の硬度を測定して基本星表のデータとするための観測機器のこと
Royal Observatory Greenwich
開館:10h00-18h00(オフシーズンは17h00まで)
入場料:一般大人£14.40 子供£7.20
国立海洋博物館
国立海洋博物館は1703年に建設され、1998年まで国立海軍学校として使用されていました。
イギリス海軍の歴史について学ぶことができる場所です。
館内はトラファルガーの海戦と英雄ネルソン提督に関する資料が展示されています。
またハワイ諸島を発見したクック船長や東インド会社の貿易について知ることのできるコーナーもあり、見応えがありました。
National Maritime Museum
開館:10h00-17h00
入場無料
別館のThe Queen House(クイーンハウス)も博物館になっています。1637年にアン王妃のために建てられた優雅な宮殿そのものも魅力です。
ロンドンから日帰り旅
グリニッジはロンドンから日帰りが可能です。
ロンドン中心部からは鉄道か水上フェリーを利用します。
【鉄道】Bank駅からDLRでCutty Sark for Maritime Greenwich駅まで20分。
【水上フェリー】EMBANKMENT駅下車。道の向かいにフェリー乗り場があります。
RBI線はウェストミンスター〜ロンドンアイ〜ロンドンタワー〜グリニッジというルート。
所要53分。片道£5.50(オイスターカード利用)
*オイスターカード
地下鉄と市バス、DLR、ロンドン・オーバーグラウンド鉄道などで利用できるプリペイドカード。
地下鉄の片道£4.90→£2.90になったり、同じ日に地下鉄に何度乗車しても£6.50と割安です。
£10.00+デポジット£5.00 使い切れなかった分は窓口で払い戻してくれます。
地下鉄や観光案内所で購入できますので、ぜひ手にいれたい一枚です。