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ラオス北部にあるルアン・パバン。
文献によってはルアン・プラバン/ルアン・パバーンなどいくつか見られますが、ここでは世界遺産検定公式ガイドに沿ってルアン・パバンと表記します。
日本人にはまだあまり知られていない東南アジアの楽園。特に女子旅にもおススメのとても可愛らしい街です。
ルアン・パバンの街並み全体が1995年に世界遺産に登録されました。
ルアン・パバンの歴史
ルアン・パバンは14世紀半ばにラオス初の統一国家であるランサン王国の首都となり、発展した都市です。
上座部仏教を国教とした初代国王のファーグムはクメール王国から数多くの高層を招くとともに黄金の仏像であるパバンを取り寄せました。
のちにこのパバンはランサン王国の象徴となり、地名の由来ともなったのです。ちなみに「ラオス」という国名はラ・オス(骨)というフランス語からきています。
街の魅力
ルアン・パバンといえば、早朝の托鉢。夜が明けきらない暗いうちから若い僧侶たちによる托鉢の行列を見ることができます。観光客もお布施をすることが可能ですが、あくまでも厳かな儀式なので写真撮影は控えめに静かに行いましょう。
街はメインストリートが1本でその両脇にヨーロッパ風の2階建てのカフェやホテル、土産物屋が並んでいます。端から端まで歩いて30分ほど。そぞろ歩きが楽しい場所です。
通りをひとつ隔てるとメコン川があり、丸太でできたナチュラルカフェのテラスで川面を眺めながらラオスコーヒーやヌードルを頂きました。
トゥクトゥクで散策
郊外にあるクアンシーの滝への遠足を除いて、街中は徒歩かトゥクトゥクを利用します。民芸品やラオスシルク製品、ナイトマーケットでのショッピングなど1日で廻れますが、とても居心地が良く、読みたい小説を片手に1週間くらいのんびりしたいと思うほど気に入りました。
その理由はフランスの植民地だったこともあり、大好きなフランスに似た雰囲気があるからでしょうね。ホテルの朝食のクロワッサンもとても美味しかったです。
そしてとにかくマッサージ屋さんが多いのにびっくり。少し歩き疲れたら、30分とか60分とか気軽に利用できたのも良かったです。また人々の笑顔も温かい。
小学校の校庭では女の子たちが白いブラウスに鮮やかなラオスシルクのスカートを身につけていて、伝統美を大切にしている姿を垣間見ることができました。
クアンシーの滝
宿泊したのは王女様の邸宅だった「ヴィラ・サンティ・ホテル」。
クアンシーの滝へのツアーはホテルの目の前にある小さな旅行代理店で当日申し込みOKでした。
朝9時に市内を出発。いくつかのホテルでツアー客をピックアップし、ミニバンで1時間ほどのドライブ。大自然の滝や熊がいる森林公園を散策し、正午に市内に戻るという半日コース。2人分で14$+入場料40,000ラオスキープ。
通貨はラオスキープ
ほとんどの場所でUSドルが使用できますが、現地のラオスキープがあると安心。ATMが街の至る所にあるので、クレジットカードを使ってキャッシングするのがレートが一番良いかもしれません。
ただ、慣れないラオスキープにとまどうことも。メコン川沿いのカフェにて1杯のラオスコーヒーが15,000キープ、チキンのスードルスープが50,000キープ。
ユーロが導入される前のイタリア・リラを思い出しました。
カンボジアからラオスへ
カンボジアのシェムリアップ に2泊した後、夕方の便でラオス入り。
所要1時間30分であっという間に着きました。
17h05シェムリアップ →18h35ルアン・パバン
1泊して翌日は朝5時30分に有名な托鉢の様子を見学。
午前は乗合のミニバンでクアンシーの滝へ遠足、午後は市内観光で寺院巡りという日程でした。
帰国便もベトナムエアー 利用で19h15ルアン・パバン→20h15ハノイ
(トランジット4時間)
00h20ハノイ→07h00成田
ラオスのお土産
ショッピングでは上質なラオスシルクの巻きスカートとエスニック調のワンピースを購入。苦味とコクのあるラオスコーヒーも美味しい。またマルベリーティー(桑の葉)も良いですね。
そしてモン族など少数民族の伝統的な織物で作られたポーチやクッションカバー、スカーフなども鮮やかで、旅の思い出になります。
4泊5日で旅行日程を組む際、カンボジアのアンコール・ワット+ベトナム、あるいはアンコール・ワット+タイと2ヶ国周遊が人気ですが、カンボジア+ラオスは穴場で、のどかな街並みと豊かな大自然、メコン川の雄大な流れに癒されます。
東南アジアの小さな街でたくさんの素敵な出会いに恵まれた旅になりました。